新車を購入した時はもちろん、中古車を購入した場合でもメーカーからリコール無償修理のお知らせのハガキが届いたことがある方もいらっしゃると思います。
自動車メーカーの改善措置には次の3つがあります。
- 【リコール】道路運送車両の保安基準に適合していない又は適合しなくなるおそれがある状態。修理しないと車検も通らない可能性があります。
- 【改善対策】道路運送車両の保安基準に規定されてはいないが、不具合が発生した場合に安全の確保及び環境の保全上看過できない状態。
- 【サービスキャンペーン】リコール届出や改善対策届出に該当しないような不具合で商品性・品質の改善措置をおこなうこと。
自分の車がこれら無償修理の対象かどうかは、自動車メーカーのホームページや国土交通省のホームページで確認することもできます。しかしメーカーからのお知らせハガキが確実に届くためには、変更登録(氏名・住所変更)や移転登録(名義変更)の登録手続きを確実にやっておくことが大切です。
リコールの通知を確実に受取るために(自動車登録情報の変更・移転登録)
リコールの通知を確実に受け取るために、引越をして住所が変わった場合には、変更登録の手続きを、自動車の所有者が変わった場合には、移転登録の手続きを15日以内に行って下さい。
これらの手続きを怠ると、道路運送車両法により罰金が課せられることもあります。また、手続きを怠ると、リコールの届出があった場合に自動車メーカー等からの連絡を受け取ることが出来ない場合がありますので、手続きは必ず実施して下さい。
(「国土交通省 自動車不具合情報ホットライン」より抜粋)
道路運送車両法では自動車ユーザーにも点検・整備する義務がありますので、メーカーからお知らせハガキがきたら連絡先のデイーラーに出向いて点検・修理ということになります。でも簡単な点検・部品交換の場合、ディーラーと取引きのある近所の整備工場・モータース屋さんでも交換部品を取り寄せて無償修理してくれることもあります。軽自動車の場合はとくになじみのお店で購入されることも多いと思いますし、リコールの台数が多い時はメーカーから整備工場・モータース屋さんに案内の文書がまわったりしていますので気軽に問い合わせてみてください。